喘息と布団クリーニング
布団から喘息の原因といえるアレルゲンとなるダニ、ダニのフン、ダニの死骸を完全に除去するためには布団の丸洗いをしなければいけません。天日干しをするだけでは、これらのアレルゲンを除去することはできません。ダニのフンや死骸はとても細かいものなので、睡眠中に人の気管から体内に入ったり、傷口から体内に入ってしまうことがあります。このように体内に入ったダニのフンや死骸は、人体にとって有害なものなのです。また、アレルギーや喘息を引き起こす原因になるのです。
羽毛布団の中の羽毛は水鳥の羽を使っています。水鳥の羽毛は水をはじくように油分を含んでいます。この油分が水をはじき、羽毛布団独特の縮んだり膨らんだりする風合いを保っています。ドライクリーニングをしますと、この油分まで落としてしまいます。また、同様に羊毛布団や綿布団の場合も、油分を落としてしまいます。この油分が落ちてしまいますと、本来の柔らかさがなくなり、硬い布団になってしまうのです。また、ドライクリーニングは汚れ全体は落とすことができますが、シミ汚れなどはきちんと落とすことができません。
そして、ドライクリーニング代も布団など大物の場合、結構な料金がかかります。このようなドライクリーニングのデメリットを踏まえますと、丸洗い可能な素材であれば、水での丸洗いクリーニングのほうが、布団洗いには適しているのではないでしょうか。コストの面を見てみますと、羽毛布団、毛布、こたつ布団をクリーニングに年間2万円かけて出している場合、コインランドリーにかえると半額ぐらいに抑えることができます。コインランドリー利用でかなりの節約もできるのです。ただし、素人判断ではなかなか難しい点があるのも事実でしょう。
やはり専門業者に相談するのが確実と言えるかも知れません。クリーニング工房ライフでは、画期的なクリーニング方法を行っています。羽毛布団やウールの毛布などは、ウェットクリーニングと呼ばれるクリーニング方法を行っています。特殊加工した水で手間がかかる水洗い洗浄を行います。この特殊加工した水は、型崩れや伸縮を防ぎ、生地に浸透しやすい水になっています。また、乾燥には、自然乾燥を行って、時間をたっぷりかけ乾燥させます。この方法を用いれば、ドライクリーニングの独特のイヤなニオイや刺激、汚れが落ちていないということがなく、型崩れや伸縮しないクリーニングができるのです。
- 次のページへ:布団クリーニングを家庭で行う
- 前のページへ:布団クリーニングの注意点
布団クリーニング・ガイドのおすすめ業者一覧はこちら。
今日のお勧め記事 ⇒ 布団クリーニングを家庭で行う
家庭で布団を洗う場合、洗剤は石鹸ではなく、中性洗剤やヘアーシャンプーを使いましょう。また、乾燥させるときは、ヘアードライヤーを使って羽毛をほぐすように乾かします。天日干しを併用するとより早く乾かすことができるでしょう。しかし、家庭で布団をクリーニングすると、中綿が固まってしまったりしてボコボコになってしまうことが多いです。また、洗う際に力を入れすぎて生地を破いてしまったり、完全に汚れが落ちなかったりすることもあります。ですから、家庭でクリーニングをすることはお勧めできません。
当サイトに掲載されている店舗情報、営業時間、などは、記事執筆時の情報です。最新情報はオフィシャルサイトや直接お店の電話にて確認していただければと思います。